06 会社訪問
インタビュー
株式会社 Ric電工
代表取締役 伊勢 史隆 様
よく働きよく遊ぶ
人生の質をみんなで
高める会社へ

株式会社Ric電工は、埼玉県を中心に関東一円で広く活動をしている電気工事の会社です。2021年、現在の川口市に本社を構え、今年はさらに東京・飯田橋にサテライトオフィスを展開。新事業へのチャレンジも旺盛です。その活力のもとは「気持ちの通った会社にしたい」という、株式会社Ric電工代表取締役の伊勢史隆さんの思いに込められています。Ric電工の設立から、新事業のことなどをお伺いしました。

目指したのは
気持ちの通った会社にすること

Ric電工は、平成21(2009)年に設立した、電気工事事業の会社です。埼玉県を中心に、関東一円にお客様が広がっています。

高校の電気科に入学したことが、私がこの仕事を始めるきっかけと言えます。卒業後いくつかの会社を経て個人事業主に。そして知り合いと共同という形で、電気工事の会社を経営していました。事業は好調だったのですが、方向性の違いから共同経営を解消し、Ric電工を立ち上げたという経緯があります。事業が拡大していく時、体制を整えて「会社らしく」なっていくことよりも、重視したいことがあったからです。それはずばり、社風についてでした。信頼のおける仲間とともに、楽しく働ける、気持ちの通った会社を目指したかったのです。 

それには理由があります。事業をしていれば、景気のよいときも悪いときもあるもの。これまでの経験から、仲間と気持ちが通いあっている組織は、経営状況が悪いときであっても「強い」のです。そんな社風の会社ならどんな状況でも、頑張る力が湧き上がってきて、乗り越えていけると信じています。

株式会社 Ric電工 代表取締役 伊勢 史隆 様

事業の安定のために多様性を模索
新事業に積極的にトライ

福利厚生をはじめ、働く環境を整えることも大切にしてきました。また海外旅行やゴルフコンペなど、社内イベントもみんなで思い切り楽しみます。

真摯に仕事に取り組んだら、休みもしっかり取ってもらいたい。バランスのとれた生活を実現するためには経営を安定させる必要があります。従来の電気工事のみならず、新たな事業展開の試みも行っています。

オリジナルの業務管理システムもそのひとつです。受注したジョブの工程、出退勤までが一目でわかるシステムを自社のために構築したのですが、それが大変使い勝手がよいのです。現在製品化を目指して、新たな収益の柱のひとつになればと期待しています。

事業の多様性への試みとして、今年7月に東京・飯田橋駅近くにサテライトオフィスを開きました。都内の仕事をもっと受注していくことと、異業種の方々と交流するためのスペースとして活用し、早速、新ビジネスも生まれました。都内の花市場に人脈がある方がおり、お祝い事のお花を扱うビジネスが立ち上がったのです。電気工事の仕事を請け負いますと、その現場がオープンにこぎつけた際、開店祝いのお花をお贈りするわけですが、そのお花を私たちに取り扱いさせていただく、という発想の転換です。今後はみんなのアイディア次第で、新しいことにどんどんチャレンジしていけるような、土壌を作っていきます。

株式会社 Ric電工

人材育成と継承が次のテーマ
チャレンジを通じて自己実現を

この先どのような組織になっていくか未知数ですが、やはり気持ちの通った会社であってほしい。自分のためだけでなく、人のために頑張るという気持ちは、忘れてほしくありません。

電気工事は、将来性のある仕事だと私は考えています。使う人の気持ちに立って、ていねいな仕事をしていけば、なくなることはありません。若手社員には資格取得を推奨し、費用も会社負担です。将来的に独立を目指すのでも構いません。でも独立するより、会社を盛り立てて、大きくしていきたいと考えてくれる社員が育って、バトンタッチできたらうれしいです。自己実現でき、人生も向上していけるような会社を目指し、これからもみんなと一緒に努力していきます。

清潔感のある新しい川口市の本社オフィス。
清潔感のある新しい川口市の本社オフィス。
DX時代の先取り、トライアンドエラーを繰り返して開発した業務管理システム。
DX時代の先取り、トライアンドエラーを繰り返して開発した業務管理システム。全ての工事状況がモニターに表示され把握できる。
会社のブランディングを考え、Ricのロゴマークを工事社用車やお客様用プレゼント・エコバックに展開。
会社のブランディングを考え、Ricのロゴマークを工事社用車やお客様用プレゼント・エコバックに展開。
お客様用プレゼント・エコバック
株式会社 Ric電工

埼玉県を中心に関東一円で広く活動をしている電気工事の会社

埼玉県川口市北原台2-20-6
https://ric-dk.com/